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The Tale That Wags

1,815円
(税抜 1,650円)

1 ~ 7%ポイント

お届けの目安
ISBN:9784939130670
Author(s):Tim Murphey
出版社 Perceptia Press
レビュー
ゆれ動くしっぽは、日本の大学入試制度が根本的に不公正であることを露呈する、興味深い一冊である。それ以上に、日本の教育制度に内在する大きな問題についても言及している。つまり、ジェンダーの不公正、時代遅れな訳読、日本の教育制度における外国人の位置づけ、日本人学生やその保護者、教員による現制度への受け身の姿勢である。一方で、この本は単に批判するだけでなく、解決法も提示している。つまり、項目分析により試験を改良していくなど、試験データを用いることの重要性、英語試験にリスニングテストを課す利点、高校教師や大学教員に対し評価リテラシーを高める必要性、言語を教える際にピア・モデリングを用いる意義、そして、お風呂の効能にまで言及している。日本の公教育や入学試験制度の真実の姿をより理解したいと願う高校教師や大学教員、その他多くの人がこの素晴らしい書を読むべきである。
ハワイ大学マノア校 第二言語習得研究 教授 JD Brown

喜多川ミツの小説が独創的にも明らかにしていることは、入試の苦しさ、そして、入試が教育を「試験のために教える」システムへと化す悪影響についてである。作者はこの小説の中で、描写やメモ、E−メール、会話、心のつぶやきを混用するというユニークな手法を採りながら、教育の異常さによって締め付けが行われていることを痛烈に示している。小説の舞台は日本である。しかし、同様の入試制度、つまり、それが生徒の感情や精神に恐怖を植え付け、ある一部の教育エリートに権力を握らせ続けている他の多くの国々にも通じる内容であろう。素晴らしい著書である!
サンフランシスコ州立大学 英語学部 名誉教授 H.Douglas Brown

日本語版「ゆれ動くしっぽ」も販売中です。

この売上に対する著作料は「国境なき子供たち」へ寄付されます。



商品についての詳細は出版社ウェブページをご覧ください.
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